ハラトの模様はハン•アトラス(王の絹)
それについてはたくさんの伝説があります。
昔々、マルギランの町に、とても貧しい織物職人がとても美しい娘と住んでいました。その娘の美しさに恋をした王は、彼女をハレムに娶ることにしたのですが職人は王に娘を返してくれるよう頼みます。王は「その娘の美しさを忘れさせるものを作れたら、娘をあきらめよう」と約束をしました。
職人はとても困りました。その時、水面に移る虹色の空と色鮮やかな雲をみつけ、素晴らしいアイデアをいただいたことを神に感謝し、家へと帰ります。そして、雲のように軽く、山風のように涼しく、虹色に輝き、美しさで目を喜ばせる、とても鮮やかで薄い布を作り上げました。
王はその美しい織物にとても驚き、心を打たれ、それ以来、この布は“王の絹”という意味の“ハン・アトラス”と呼ばれるようになりました。
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