それは突然決まりました!アジズ大臣から直接ご連絡いただき、私達ウズベギムは岸田首相とミルジョエフ大統領の前で踊るはずでした。今回のご招待は夢のようなお話でした。渡航まで時間がなく師匠の愛子先生をはじめ、練習や準備に明け暮れ、8/6から8/13まで竹内愛子先生、Yukari先生、そして私上乃はタシュケントに滞在しそれに備えました。グリスタンさんやドタール奏者の駒﨑万集さんもご一緒でした。
一年ぶりのウズベキスタン。大臣をはじめ、どのような方々にお会いできるのか、そして私達ウズベギムのパフォ-マンスをご覧いただく!ドキドキわくわくの一週間です。
滞在したホテルは5つ星ホテルです。今までこのような素晴らしい待遇を受けた経験は私にはありませんでした。道路のいたるところに日本とウズベキスタンの国旗が掲げられ歓迎ム-ドでした。早速、翌日10時には国立シンフォニー楽団で打合せでした。突然その場で楽団長兼国立音楽大学長に、大統領の前でどのようなパフォ-マンスをするのか見たいから、今この場で踊ってみてとのこと!私服で踊りました。とても素晴らしい、こんなに踊れるとは思ってもみなかった!と絶賛いただきました。そして
大統領の前では『本物』でなくてはならないから、生演奏で踊る練習をするようにとのことでした。衣装もその日の夕方に到着し、大統領の前に首相に確認してもらわなければいけないという事で一気にスケジュ-ルが変わりました。そして午後からプロのドイラ奏者のラジスさんが練習に加わり、その場で音源のCDから再現し、リハ-サルを行いました。さすがプロです。
夕方になり、緊張の待機の時間…いつの間にか首相が御臨席され、目の前で踊りました。後ろには交響楽団の皆様がいらっしゃいました。私達ウズベギムは愛子先生がブハラのサロマット師匠から託されたドイラとラズギの二曲を披露しました。サロマット師匠は愛子先生のウズベキスタンの最初の先生です。そのような事もあり、昨年サロマット師匠のところで現地研修をしました。首相はとても喜んでくださり、大統領の御前で踊る許可をくださいました。
さて、生演奏はとても感動します。ラジスさんはとても力強い音で私たちを鼓舞してくれました。翌日の練習には三人のドイラ奏者がいらっしゃいました。それはそれは感動です。
私達の呼吸に合わせてくださり、そしてCDにはない緩急もとても素晴らしい✨💃ぜひリハ-サルの様子をYouTubeをご覧ください。
https://youtu.be/1shAU80vuM0?si=g2gLoAegZevwlc9r
私達のパフォ-マンス以外にもウズベキスタン側からは、日本語での美しい歌が披露されるはずでした。練習にも皆さん熱心に取り組んでいて、日本語のイントネーションなどがちゃんと合っているか確認して欲しいなど、念入りに仕上げていました。感情がこもっていて素晴らしいステ-ジだと思います。
岸田首相とウズベキスタン大統領の前で披露するのを心待ちにしていた事でしょう。
そして翌日からリハーサルはきちんとした会場で毎日行われる予定でした。